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私たち夫婦には子どもがいない。
晩婚でもあるし、そんなもんなのだ。

そんな私が男の立場で、いままで身近の人から受けたことがある、子どもにまつわる発言を3つ紹介しよう。

1)「後田クン、子どもはいつか持った方がいいよ。なんというか、優しさが分かるようになる」
2)ある親戚筋の言葉。ある女性の吐いたキツい言葉を評して「あの人は子どもがいないからああのなのよ」
3)「お子さんはいらっしゃるんですか?」と聞かれたので、「いない」と答えた私に対して。「いや、でも、最近はいろんな方法があるんですよ。検査とかしてもらったらどうですか」

どれもごく親しいこの3人に共通するのは、誰も私に悪意をむけて言ったことではないことだ(1は私の不徳ゆえかもだがw)。でもどうしてそんなドギツイことを言うか考えてみると、「子供を作らない」人の背景には「子供を作れない」事情もある、という単純なことに人はなかなか気付かないものだ、ということになる。

しかし、男である自分の前でならまだしも、もしカミさんの前でそんな発言を聞いたらそいつらを殴りつけるかもしれない。

塩村文夏都議に向けられたヤジ問題に、もしそういう視点が少しでもあれば、話はさほど複雑ではないと思う。

朝日新聞デジタル【女性都議へヤジ、抗議1千件 自民、発言者特定せぬ意向】


たとえば、もし塩村都議が60歳だったらこのヤジは起こっただろうか。もちろんそれは起こらない。なぜならそれは、たとえば手足のない人に「お前は障害者なんだから東京オリンピックへの発言権なんてない」と言うのと同じく明らかに相手の人権を侵害するからだ。ところが、塩村都議に向けられたヤジを舛添知事以下、ニヤニヤして誰もとがめないのはなぜ? それはひょっとして、都議が「恋のから騒ぎ」なんかに出ていた、健康なくせに遊んでいたせいで年頃になっても結婚しない自分勝手な女性、くらいの見立てがあるからではないのか?

あの場に居合わせた都知事や都議たちは、ヤジが出た時点で与野党問わず「馬鹿なヤジをとばすな、恥を知れ」と言わなければならなかった。ところが、いまだ問題の焦点は定まらないまま犯人捜しに終始しようとしているばかりか、残念ながらヤジを受けた当人でさえ事の本質に少し疎いようで困る。


「生徒が教室の前に出て、発表している場面を思い浮かべてください。そこで、クラスから生徒の人格を否定するような発言があり、みんなが同調して笑っている。そんな状況は、まさに『いじめ』の構図ではないでしょうか。私も指摘されて気づいたのですが・・・」弁護士ドットコム【議会のセクハラヤジは「学校のいじめと同じ」塩村文夏都議が語った「悲しい気持ち」】


塩村都議には、どうして自分が悲しい思いになったのかを、ぜひ自分の言葉で語ってほしい。

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「あのねえ、雁屋センセはよくトバすんですよ」
 閣僚から『美味しんぼ』の鼻血批判が続くなか、麻生副総理からのそんな声はまだ聞こえてきていない。

 この問題、批判者が本当に問題の回をちゃんと読んだ上でコメントしているのかどうかは分からないが、ここ(※下図)に引用したように、鼻血を出した山岡を診察した医者は「放射線と鼻血とを関連づける医学的知見はない」趣旨を述べ、山岡も「うっかり関連づけたら大変ですよね」と答えるシーンも用意しているくらいには慎重で、まあいつもの『美味しんぼ』だ。しかも売れてない『スピリッツ』のこと、そんなに影響あるかね? というのが率直な感想だ。


発生因果論争によって拡大した水俣病
 ただ、こういう問題が起こるときにいつも頭に浮かぶのは、水俣病の発生についてだ。水俣病は1950年代くらいから鳥の不審死、犬猫が踊り狂うなどの「現象」や、漁村民の痙攣といった「症状」にはじまり、それは次に新生児の異常として現れるようになり、地域も拡大していった。ところが当時、有機水銀の中毒はまだ世界でも広くは知られておらず、熊本大学医学部を中心に「チッソ工場の廃液に含まれる有機水銀原因説」が出されたのが59年、厚生省がようやくその因果関係を認めたのが68年。

「魚にどうも原因があるらしい」ということがある時点ですでに分かっていたことは、58年に熊本県が水俣湾の漁獲を禁止したことからも明らかだが、68年まで何をしていたかというと、学者は因果関係をめぐって論争を続け、政府の研究機関は解散してしまい、一方でチッソは排水経路を他の場所へ移してしまい被害は拡大してしまった。

 つまり、奇病が見つかってから十数年間、チッソ原因説が発表されてから9年間、病人は増え続けていながらも「因果関係がはっきりしていないから」という理由で、結果として多くの被害者を生み出してしまったのだ。

 水俣の例からわかることは、「鼻血が異常に出ている」と思う人であれば、たとえトバしてでも窮状を訴える権利があり、そして権力を持つ者はたとえ眉に唾してでもそれに応える義務がある、ということだ。「風評被害」への懸念にしてみても、その根拠を「科学」に求めたって、水俣のように未熟な科学が逆に人を傷つける可能性だってあるのだ。じっさい水俣病では、「伝染病ではないか」などと風評によって差別されたのはむしろ被害者たちのほうだ。


『美味しんぼ』批判と小保方さん擁護は両立するか
 ところで、どうしてこんな文章を書き残しておこうと思ったのかというと、じつは今回の『美味しんぼ』批判をしている人のなかに、例の小保方さんを擁護する人を一定数発見したからだ。

 もちろん論理的にそれはありえない。理研の小保方さんの上司でもありSTAP細胞論文の責任著者でもある笹井芳樹氏が4月16日に行った会見で問題がずいぶんクリアになったが、「STAP現象」とは従来の科学的常識では説明のつかない未知の現象で、「STAP細胞」とはそれを説明するための仮説である。ところが、その仮説を説明するための論文に必要な材料に重大な欠陥があるので、仮説の説明もつかないし、科学的な証明もできていない、というのが現状だ。

 世間ではSTAP細胞の存在の有無で盛り上がり陰謀説まで飛び交うが、客観的にわかっていることは、「『不思議な現象がある』と訴える人がいるらしいが、科学的な裏付けはない」というだけの話だ。それでも小保方さんを信じたいという人ならば、「放射線のせいで鼻血が出る」と訴える人たちを、「科学的な裏付けがない」からといって退けることはできないはずだ。


科学への信頼とは何か
 オウム真理教の一連の事件が明らかになり始めた頃、人々が驚いたのは、「修行すれば空が飛べる」という師匠の言葉を、科学的な学習と訓練を受けてきたエリートたちが信じ、皮肉にも科学の名において多くの間違いの根拠に利用されてしまったことだ。しかし、それが「間違い」だと言える根拠は「空なんか飛べるわけない」という当たり前の常識にあり、多くの人にとってその自明性に科学的背景はなかった。では我々は間違っているのだろうか? 答えはノーだ。それは、「飛べる」とする説が科学的に反証可能だからではなく(できるのだろうが)、「修行で人は飛べない」ことは経験的に自明だからだ。

 でも、もし本当に空を飛ぶ人が出てきたら? その時、そのメカニズムを解く有力なアプローチが科学だ。もちろん、その結果に説明がつくかどうかは別の話だが、過去の知識の蓄積を他者と共有しながら一緒に謎を解くための重要なアプローチではある。

 小保方さんはそのアプローチの説明に失敗したためにその「現象」さえ外部の人間には確認できていない。しかし『美味しんぼ』は、鼻血という、比較的に確認しやすい「現象」の複数報告があるとされながら、科学的な検証の機会も与えられないまま「風評」と断定しようとする動きがある。それも科学の名において。しかし、仮に鼻血と放射線の関係が科学的に証明されたとしても、もしある地域で鼻血が有意に認められるのであれば、その原因は科学的に究明されなければならないはずなのだ。

 科学は進歩する。事実、進歩してきたし、思い起こせばそれは自分の子供の頃に夢見た明るい未来像でもあった。しかし、大人になるまで分からなかったことは、人間が科学的になったり賢くなったりするわけでもなかったということだ。鼻血が本当にあってもなくても、またそれが原発事故と関係があってもなくても、われわれはいつかの夢の科学のせいでなぜだか不幸だ。


※図 雁屋哲・作/花咲アキラ・画『美味しんぼ』(『週刊ビッグコミックスピリッツ』〔2014.5.12/19合併号、小学館〕)より



今日、神保町国技館で仕事をしていたらノックの音が。
 やおらスーツ姿の女性が入ってきて、
「お忙しいところ恐れ入ります。キャリアデザインセンターから参りました。この地区を担当させていただくことになりましたのでお名刺交換をお願いしております」
と名刺を差し出された。

 新卒といった感じ。よどみないセリフだが、少しぎこちない笑顔のなかに研修で無理矢理こさせられた「例のあの感じ」が漂う。こういうタイプは時々回ってくるから慣れっこだ。証券、印刷、コピー、いつもなら「いや、間に合ってますから」などと体よく帰ってもらう事が多い。
 しかし今日は少し違う。「キャリアデザインセンター」って何よ?

 差し出された名刺に一瞥をくれて、「いや、ちょっとご用件が分からないんですが」と答えると、再び最初と同じセリフがまた繰り返された。私はすぐにでも追い返そうかと少し迷ったが、思い直してこう尋ねた。
「うちがどんな商売をしているのか知ってます?」
「……いいえ」
「私もあなたの会社がどんな商売をされているのか知りません。とすると、ここで名刺交換をする必要がどこにあるんですか?」
「……」

 もちろん、「名刺を集めてこい」とかなんとか、理不尽折込済みの新人研修なのは想像がつく。彼女は方々で追い返されたり、時には怒鳴られたりしながら、理不尽の中にも何か大切なものをつかみ取るのかもしれない。そもそも名刺集めなんて本当はどうでもいいのかもしれない。送り出した上司だって新人に強い気持ちを持ってもらいたいだけなのかもしれない。でもそれがいきなり無礼な訪問を受ける私たちになんの関係がある?
 彼女は短い沈黙の後、「そうです……」と言った。
 このとき初めて、少しでもこちらのことを考えてくれたように思えて、「うちは本のデザインの仕事です」と、彼女に私の名刺を渡した。

 彼女が帰ったあとで、もらった名刺の社名を検索したら、人材派遣の会社だった(名刺には業種さえ書かれていなかったのです)。HPの「企業理念」にこうある。
「仕事は単なる収入の手段でしょうか? 私たちはそうは思いません。人は仕事を通じて創造力が刺激され、自分を成長させることが出来ます」
 こうした礼儀を欠いた研修を自社の新人にばかりか、訪問先にも強いるような会社の理不尽な要求に、彼女をはじめ若い人たちは戸惑っていることだろう。しかし今日、少しでも立ち止まって考えてくれた彼女の理性だか良心だかが、そんな理念なき会社を少しでも刺激し、成長させてくれればいいと願う。
8/5『ヒロコ ウルトラの女神誕生物語』出版記念パーティー

と、いっても一昨日、金曜日のことです。
主役の桜井浩子さんは表舞台と裏方とを両方兼務しているような働きぶり。

途中でウルトラマンとバルタン星人がしっかり登場。さすが円谷プロ。
そういえば小学生の頃は「ペーパーコレクション」シリーズを猛烈に集めていたせいで、
初代から80くらいまではウルトラマンの体の模様を描き分けられたものだったのだが。

アキコ隊員のスピーチにヤジを飛ばすハヤタ隊員も面白かったけれど、
家族的な繋がりが感じられるあたたかな会に自分も参加できたことが少し嬉しかった。

製作過程にはそれなりの困難もあったのだけれど、
こうして多くの人に本が手にとられているのをみると吹き飛んでしまう。
おそらく、本を作るときに「困難」だと自分が感じていることの多くは大したことではないのだろう。

などと殊勝な気持ちを手土産に会場を出て、ライターの大橋さんと飲みに行った先で
引き出物の書籍に桜井さんのサインとプロマイドが入っていることを発見。

今回の仕事で桜井さんには何回も会っているはずなのに、
会場では「桜井さんのサインが欲しい」とモジモジしていた大橋さん。
「あっ!」と叫んだその顔は、「当たり」カードを引いたただの子供のそれであった。

【日曜美術館「思い出を蘇らせる絵画 亡き人と向き合う画家」(Eテレ 7/3 20:00-20:45)】
写実画家・諏訪敦が、娘を事故で亡くした親から、「娘を絵画でよみがえらせてほしい」と依頼される。
 最初は資料として娘の写真を取り寄せ、両親を描き写す事のなかから、出会ったことのない人の手がかりを探す。諏訪は時計を外そうとする架空のポーズと暗い表情を描き、「自分はすでに他の生を受け、今も存在している」ことをメーセージとして込めた。

 しかし、試作に両親は不満を持つ。諏訪も、両親の気持ちに移ろいと揺れを感じ、とまどうが、ある娘を亡くした経験のある母親の助言で、両親が求めているものは、両親の記憶のなかにある何かではなく、今まで自分たちの知らない何か、なのではと思い至る。
 例えばそれは、いままで聞いたことのない娘の想い出を、誰かから聞かされ、『ああ、あの子らしいな』と納得したり、『そんな一面もあったのか』と驚くようなものなのだろう。

 依頼から半年を経て仕上がった肖像は、時計を外そうとするポーズを、よりしなやかな、女性的ポーズに替え、表情も明るく穏やかで、涼やかな美しさに仕上がった。両親も思わず娘の名を口にして涙ぐむ……

 仕上がりをみて、それは美しいものだと、まず思った。その制作プロセスも面白かった。しかし、両親が満足したからといって、それが正解だと言えるわけではないのでは、とも思う。
 番組の途中で、娘に先立たれた両親は、家にいてもふたり会話がない、と告白するシーンがあった。娘を失った悲しみに加えて、それを夫婦の間ででうまく整理できないやりきれなさが、暗闇のなか、激しく光明を求めているのは明らかで、絵を手にした後にまた薄暗がりへと引き戻されない保証はどこにもない。

 もちろん諏訪さんを責めているわけではない。どうしてこうも暗いことを考えたかというと、司会の千住明が「アートというものは、それだけもがいた後には必ず答えが見つかるものだ」といった趣旨のコメントをしたことに憤りを感じたからだ。
 もう少し時間をおいて、かの作品に出会った時、そのまた次に見た時にはどう感じるのだろうか。


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